一人っ子は相続するものが多い場合知っておきたいこと
一人っ子は親のものを相続することが多いです。
兄弟もいないから悩むこともないと思うかもしれませんが、いろいろと考えることもあります。
将来、不安にならないためにも早めの準備が必要なのかもしれません。
いざというときに慌てないために相続とはどういうものかをまとめておきます。
一人っ子の相続で必要になってくるものとは
相続するものを知っておく
親が持っているものが大体相続する可能性があるものになります。
親が何も書き残していない場合一人ですべて探し出してやらなくてはいけません。
- 不動産・・・農地、貸家、自用地など
- 金融・・・現金、預金、株式、など
- 家庭用の財産・・・バイク、パソコンなど
- 事業用財産・・・商品、営業権、機械など
- 保険金・・・生命保険金
- 権利著作権や商標権など
- 借金
- 未払いの税金や費用・・・払われていない費用
など本人が気づかないものもたくさん出てくるかもしれません。
この財産の申告漏れというものが後で大きくのしかかってくる場合があるので相続するものを正確に把握するということはかなり重要なことのようです
相続財産目録というものもあるようです。
どんなものが財産なのかというものを形式的にまとめておくものですね。
家族で話し合う、親に書いて残しておいてほしいものを書き残してもらうには最良の方法かもしれません。
相続税はお金以外のものにもかかってくる
財産はお金だけではありません。
残ったものを換金したらいくらになるのか?という考え方でいいようです。
その金額に対して税金がかかっていきます。
相続税というものですね。
計算として
3000万+相続人の数×600万
で出された金額が基礎控除額になります。
この基礎控除額を超えなければ相続税は発生しません。
ですが超えるような人は考える必要があります。
お金であれば引かれてはしまいますが、税金を払うことができます。
しかし不動産や、物として相続する場合税金を用意する必要が出てきます。
ですのである程度の準備をしてかないといけませんね。
一人っ子は相続人の数が少なく基礎控除額が少ないというものもあり、準備をする必要がある人もいるかもしれません。
自宅の財産はどういったものがあるのかを話し合っておいたほうがよさそうです。
例えば家のみを相続する場合はお金は入ってきませんが家の相続税を支払う必要が出てきます。
基礎控除内や、払える余裕がある人は良いですが、準備をしていかないといけない人もいるはずです。
ただ小規模宅地等の特例というものもあり、生活の維持や事業の継続のため最低限必要な部分について評価を大幅に引き下げる特例というものがあります。
- 配偶者
- 親と同居している子
- 対象は親と別居しているが、借家住まいの子
と限定的ですが適応される特例があります。
子供が自己所有の物件に住んでいると適応されないので注意です。
親が要介護認定や要支援認定を受けていれば老人ホームに入ることになりますが、そういう場合にも適応されるようになっているようです。
一人っ子の親が借金や税金未払いで相続破棄するときは親族と相談する
親が借金をしていることが亡くなってからわかるということもあります。
どんな借金かはわかりませんが、自分では返済できない額だったりすると親のものをすべて相続破棄するという選択肢も出てきます。
相続破棄ができる期間として
「相続破棄は相続があったことを知った日から3カ月以内に裁判所で手続きしなければならない」
とあります。
つまり3カ月でどうするかを決めなければいけません。
そのためにも事前準備が必要です。
そして三カ月以内に相続破棄ができたとしても、借金は消えません。
その借金は親の親に、なくなっている場合は親の兄弟にと遡ってその人たちに催促状が届くことになります。
いきなりそんな催促状が来ても困りますよね。
そうならないためにも借金がある場合親族が集まって話をして決めたほうがいいようです。
相続税対策で贈与を先にすることでお得になる例もある
ほとんどの一般家庭は基礎控除内で収まるかもしれませんが、それを超えるものを相続するという人もいると思います。
そうなってきた場合贈与税を適応したほうがお得という場合もあるようです。
金額を決めて先に贈与してしまう。
そういった方法も相続税を軽減するのに使える手段としてあるようです。
ですが一人っ子の場合でも3600万の基礎控除があります。この中で収まるのであれば特に気にする必要はないのかもしれませんね。
相続は面倒だと考えてしまいますがいざとなったら慌ててしまいます。
絶対に起こることは事前にある程度知っておくと慌てることも少ないのではないでしょうか?
一人っ子が相続する可能性があるものは親が持っているすべてのものです。
自分は何が相続するものなのかを調べておくのも必要ですね。
一例ですが参考になれば幸いです。
準備を何もしてなくて、いざというときは税理士さんに頼むというのが一番いい方法かもしれません。
税理士さんも得意分野があるようです。
相続に詳しい税理士さんに巡り合えるといいですね。
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